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くやしい思い

日商簿記2級の合格発表から、ひと月経過した。そろそろ6月試験申込みの時期だ。
勉強が、全く思い通りに進まない。
日商簿記1級の難易度は高い。私は計数が苦手だから、掘り下げて、掘り下げて考えないと論点の本質を理解できない。
けれど、はかどらない理由は、それじゃない。
4月に入ってから、就職活動で3度面接に行った。
1度目は本命だった。ここに就職できたら、そう思い、どきどきしながら連絡を待っていた。
採用不採用に関わらず私が検定試験を受ける予定には変わりない。けれど携帯ばかり気になって、テキストを開いても学習はいっこうに進まない。
結果が出るまで動きが取れない。学習もはかどらない。
じりじりとしながら1週間待った。連絡はまだ無い。問い合わせたい気持ちを堪え、さらに待った。
10日目で履歴書が返送されてきた。
結局携帯は一度も鳴らなかった。

落ち込んだのは不採用にじゃない。
10日間も、まともに勉強できなかった自分にだ。
あれだけあった時間を、切り替えの上手くいかない頭のせいで棒に振った自分。

2度目は面接に行ったその場所で辞退した。先方の提示した条件が私の希望と合わなかったからだ。
午前中にハローワークで求人に応募し、面接は当日で締め切りと言われて家へ駆け戻り、1時間かけて履歴書を書き、スーツに着替えて家を飛び出した。
午前10時から午後2時までの行動が、全て無駄になった。
面接を終えたその足で図書館に向かうつもりが、なんだか疲れてやめてしまった。
そのまま家に帰って、就寝までだらだらと過ごした。

3度目。やはり申し込んだ当日の面接だった。履歴書は2度目のものを使い回すことができた。
面接はごく短時間で終了した。採用担当者はとても感じのいい方だった。
その後図書館へ向かう。学習室でテキストを開いたが、やはりあまり進まなかった。
面接でいくつか訊き漏らしたことがあり、それが気になったのだ。
もし採用が決まったら、その時に訊ねればいい。そうは思ったが、やはり振り切れなかった。
翌日、午前11時から図書館の学習室にいた。今日こそはとテキストに取り組んだ。
解りづらい、とても解りづらい論点で、脳が逃避したがっていた。
気を抜くと目の前にある論点とは、全く別の考え事をしている。
テキストを横から見て、残ったページの厚みを確認してみる。全然減ってない。
あたりまえだ。集中してないもの。
また設問に取り組む。脳が遊び出す。引き戻して例題の1つでも片づけようとする。また、気が逸れる。
昼食を取り、再度学習に臨む。
同じ事の繰り返しだった。
疲れてきて、学習室から出て雑誌や他の本を読んだりしてみる。飽きたらまた戻る。
午後6時まで粘ったが、結局ほとんど進まなかった。
空腹感がつのり、今日はもう無理だと思った。
6月受験は諦めるべきかもしれない。このまま学習が進まなければ無理だ。
でも、これからがんばれるかもしれない。可能性があるから諦めきれない。
図書館を出て、市内中心部へと向かう。
友人達と食事をする約束があった。
仕事が決まるまでショッピングはしないと決めている。
本屋で雑誌を立ち読み、出たところで携帯が鳴った。
前日受けた面接の結果だった。不採用。
遅い時間でも、一刻も早く連絡をくれた心遣いが有り難かった。
丁寧に礼を言って通話を切った。
約束までまだ時間があった。別の本屋を覗き、暇を潰す。

友人たちと久々に会うことができた。
食事は美味しかった。
でも、あまり楽しい気分にはなれなかった。
必死に勉強していなかった。充実していなかった。
仕事をしていないと言うのが、少し辛かった。

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